Wordで線を引く操作をしていないのに一部の文字の下に赤い波線や青い二重線が引かれるのは、Wordが持つ「文章校正」が動作しているから。
文字の下に赤い波線が出ている場合は、誤字脱字やスペルミス、青い二重線が出ている場合は、「ら抜き」言葉や「い抜き」言葉、「表記ゆれ」などを指摘している。
- 「い抜き」言葉:「い」が必要なのに抜けている。
【例文】
私は、彼を応援してる。
(正)私は、彼を応援している。
普段から使ってるものを紹介する。
(正)普段から使っているものを紹介する。
etc… - 「ら抜き」言葉:「ら」が必要なのに抜けている。
【例文】
噂のお好み焼きは、駅前のお店で食べれる。
(正)噂のお好み焼きは、駅前のお店で食べられる。
服をひとりで着れるようになった。
(正)服をひとりで着られるようになった。
etc… - 表記ゆれ:文章中に同じ言葉なのに異なる文字表記がされること。
「フォルダ・フォルダー」のように、同じ言葉でも表記がバラバラな状態。
「行なう・行う」「引っ越し・引越し・引越」のように、送り仮名が1種類でない場合。
etc…
【例文】
引っ越しの時に、ネコの写真をスマホで撮影していたので、パソコンに保存するため、ピクチャフォルダーに「cats」というフォルダを作成した。
スマホをパソコンにUSBケーブルで接続し、猫の写真をコピーして、「cats」フォルダーに張り付けた。 写真を確認したら、ちがうねこの写真だったので、もう一度、引越しの写真を探して、「cats」フォルダにコピーしなおした。
基本、Microsoft Word 2016以降のもので、表示されるようですが、Microsoft Word 2016(バージョン2304 ビルド16.0.16327.20200)では、青い二重線ではなく、青い波線になりました。